きこくの生垣 佐屋町亥新田  愛西市 愛知県
きこくの生け垣  江戸時代このあたりは佐屋宿舟番所前で旅籠(近江屋)があった。現在、このブロック塀上に見える「きこくの生け垣」は天保12年(1841年)の「尾張名所図会」に描かれていて、当時の姿を今に伝える貴重なものである。 なお、この図会の模型は、佐屋町中央公民館2F郷土資料室に展示されています。
きこくの説明  カラタチの別名。中国原産のミサン科の植物で揚子江沿岸地域に自生しており、わが国への渡来は今からおよそ1000年位前といわれる。果実の香りがよいところから庭木として観賞され、また生け垣用としてよく利用された。 現在栽培されている柑橘類の多くは、このカラタチを台木として接木されたものであり、接木することによって木の成育がよくなり果実の収量も多くなるといわれる。
  佐屋町教育委員会