国玉神社・八劔社相殿 万場2丁目 中川区 名古屋市 愛知県

創建は古く、尾張志によれば、尾張大国霊神社(現在の稲沢市国府宮)より勧請したという。「延喜式神名帳」に国霊神社、「本国神名帳」に従二位国玉名神と記載されている式内社である。 明治元年(1868)八劔社を合祀、同年明治天皇が東幸の際、勅使より奉幣を享ける。同五年近隣八か村の郷社に、同四十年より神饌幣帛料の供進指定社となる。なお拝殿等の屋根は昭和五十八年改修。 祭神は、大物主大神・天照大御神・草薙劔御霊・日本武尊。大祭、春五月五日、秋十月七日。 神社前の道は佐屋街道(東海道の脇往還)で、南西曲がり角は万場宿の高札場となっていた。 名古屋市教育委員会