椹野川・藩米津出蔵跡 鋳銭司 山口市 山口県

江戸時代、ここ東津は山陽道の渡河点、満潮の到達点にあたり、椹野川下流の港として賑わいました。吉敷郡・山口市・美祢郡の年貢米もここに集められ、船で大阪に運ばれました。防長米は評判が良く高い価格で売れ、藩の重要な収入になりました。船に積むまで保管しておく倉庫「津出蔵」が、このすぐ下の旧堤防上にありました。その一つが今も残っており区の祭礼用具倉庫として使われています。現在の高い堤防は明治20年以後築かれたものです。平成16年3月  山口市教育委員会