椙杜(すぎのもり)八幡宮 下久原 周東町 岩国市 山口県
神馬(しんめ)
馬は農作業を手伝うかけがえのない伴侶 そして秋の収穫祭には流鏑馬で参道を走った。 神社には五穀豊穣を祈って神のお乗りになる馬、神馬が奉納され奉納は最初のうち活きた馬だったがやがて木馬になり絵馬になりそのための神馬舎や絵馬殿が建てられた。いま、木馬が現存するところは少なく完全な姿で残るこの白馬は貴重な存在である。ここは島田川流域の穀倉地帯、馬の飼育も盛んだったところであった。氏子の人達は今でも「お馬さま」とよんでこの神馬を大切に守り畏敬親和の倉を持つのみか脚や腰の痛患や病気で悩む人達が「氏神様の大御恵の一部を分担され脚腰の悩みをお救い下さる」との信仰を持って治癒を願っている。