福満稲荷 草津南1丁目 西区 広島市 広島県
正一位福満稲荷とお地蔵さん
 旧魚市場北にある二本松の場所に井久田家の屋敷があって、ここに福満稲荷が祀られていた。長州征伐の時、前線指令所として草津港が選ばれ、屋敷の明け渡しを命ぜられ疎開。長州征伐も終り疎開先から帰り草津港の角に開店した。福満稲荷はそのまま二本松の下に祀られていたが、終戦後現在の位置に奉斉したものである。 霊験あらたかな稲荷さんであるため、町内にはかなりの信者がいる。この「お地蔵さん」のルーツは不明だが古老から伝え聞くところ、宮島にいた相撲取りの守り本尊とも言われる。それで宮島さんに縁の深い17日が祭日である。このお地蔵さんの台石に島ケ谷小西川、衛宮錦など相撲に縁の深そうな姓名が彫ってある。  草津まちづくりの会