大石 草津本町 西区 広島市 広島県
大石と大石餅茶屋
昔の山陽道は城山が海岸まで突き出ていたので、大門を通って、この大石のある海岸に出ていたものと思われる。この付近は広島港を一望のもとに見渡せる景色のよいところであった。旅人はここの茶屋でひと休みして、草津の名産である大石餅を食べ、次の旅への元気を出したものと思われる。 当時の井□皆賀峠は山陽道中第一の難所といわれていた。また草津港はこのあたりで第一の良港で、津和野藩、浜田藩、三次藩の船入場もあり、江戸時代の草津は広島の西の玄関として、京都・大阪への海の玄関として栄えていたものと思われる。 平成10年(1998)大石餅は閉店した。