レストハウス(旧燃料会館)中島町 中区 広島市 広島県
燃料会館(爆心地から約170m)
この建物は、1929(昭和4)年、大正屋呉服店として完成しました。戦争が激化し、経済統制も進められ、1944(昭和19)年8月、県燃料配給統制組合に買収されました。1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、すぐ近くの爆心地約60m上空でさく裂した原子爆弾により、コンクリートの屋根は大破、内部も破壊炎上し、地下室にいて奇跡的に生き残った1人をのぞいて全員が犠牲となりました。戦後直ちに改修し、燃料会館として利用され、1957(昭和32)年には広島市東部復興事務所がおかれ、都市の復興の拠点として貢献しました。