吉備真備像 東三成 矢掛町 小田郡 岡山県
この吉備公ゆかりの地には屋敷跡とみられる土塁に囲まれた「だんのうち」と呼はれる平地があり、このあたりから奈良時代の瓦片が出土している。そのためか、この辺りの字は瓦谷という。地元では吉備公館址と称され、下道氏の館址と伝えられているが、ここに下道氏墓所を祀る寺院があったとする瓦谷廃寺跡説もある。現在、吉備大臣宮として祭祀されている。また、この宮の西に阿藤大簡(現浅口市鴨方町出身)の「吉備公館址詩」を刻む石碑がある。毎年5月には吉備保光会による吉備公祭りが行われている。矢掛町教育委員会