有年(ありとし)家長屋門 東有年632 赤穂市
長屋門とは、屋敷の入り口に設けられる、建物が付属する門のことである。この門は庄屋の屋敷構えの一部をなしており、木造平屋建て、入母屋屋根の構造をとる。(中略)市内に残る江戸時代の長屋門は、赤穂城内にある大石良雄宅長屋門、近藤源八宅跡長屋門及びこの有年家長屋門のみであり、主屋と一体となって赤穂藩の庄屋の屋敷構えを残す貴重な文化財と言える。後世の改修によって旧状を失っていたが、一部解体調査が行われ、往時の姿に復元された。  赤穂市教育委員会