胴切れの地蔵 平野 加古川町 加古川市
全長101cmの石材に全高67cmの地蔵菩薩が彫られており、石棺材を利用して作られたと思われます。伝説では、この地蔵さんを深く信仰していた人がうっかり殿様の行列の前を横切ったために、供侍に無礼打にあい、胴体を真っ二つに切られてしまいました。ところが、ふと気がつくと自分の胴体はなんともなく、地蔵さんの胴が真っ二つになっていました。以来、地蔵さんが自分の身代わりになって下さったと、一層深く信仰するようになったといわれています。  平成13年3月  加古川市教育委員会