五色塚古墳 後円墳頂より赤石海峡眺望 垂水区 神戸市
五色塚古墳・小壷古墳は、須磨から明石にかけての海岸線が、最も突出した地域に造られています。墳頂からは、明石海峡をへだてて淡路島が望め、右手に播磨灘、左手に大阪湾、天候がよければ紀伊半島・友ケ島まで望めます。一般に古式の古墳は、支配していた平野を見下ろす位置に造られていますが、五色塚古墳・小壷古墳は、海を見下ろす位置に造られています。そのため五色塚古墳・小壷古墳に葬られている人は、海と深いかかわりのある人であろうと考えられています。