子育地蔵 上町 大久保 吉岡町 北群馬郡 群馬県
この地蔵さまは元禄15年(1702)に建てられたもので、足元に幼児をみとり、子育の姿をしている。二体あって双体地蔵とも呼ばれ、念仏講の人々によって建てられた。大久保村の人々だけでなく、川原島新田と言った現在の前橋市川原町の人々も名を刻まれ、大久保村と川原島新田との古いおつきあいの関係を示している。地蔵さまと言えば、左手に宝珠、右手に錫杖を持った姿で、おとなから子供まで、村人に親しまれた仏さまである。 一度盗難にあい、そのためセメントで固めたために、刻宇など見えなくなっている。 平成4年3月31日  吉岡町教育委員会