石倉城二の丸跡 石倉町五丁目 前橋市 群馬県
石倉城は文明17年(1485)上野国守護代で蒼海城主の長尾忠房の嫡子、長尾憲景が築城した。応仁の乱が終わって(1477)8年後のことである。当時の利根川の本流は現在の広瀬川周辺より左岸側に幅広く流れていた。橘山の麓より利根川の水を久留馬川という小流を利して城の堀に引き入れたという。(中略)天正18年(1590)5月、徳川勢の進攻に対し寺尾左馬助は井野川の戦いで奮戦したが、戦い利あらず石倉城に退いた。以下略 平成元年3月吉日  石倉史蹟愛好会