見透灯籠 神流川橋 新町 高崎市 群馬県
上武二州の国境を流れる神流川は、往古より荒れ川で出水毎に川瀬道筋を変えて旅人や伝馬、人足の悩みの種であった。文化12年(1815)本庄宿の戸谷半兵衛が、川の両岸に灯籠を建立し、夜になると火を燈し夜道を往来する旅人の標準とした。この常夜燈のモチーフとなった武州側の常夜燈は、見透灯籠とも呼ばれ大光寺に、移築されている。