川連城跡・川連天満宮 川連 大平町 下都賀郡 栃木県
町内川連の一部と栃木市片柳町にまたがって位置する川連城は、応仁年間(1467頃)川連仲利が築城したが、永禄6年(1563)皆川俊宗によって占領され、その後改築されたといわれる複郭の平城で、東西380m、南北500mという大規模のものである。俊宗は川連城を占領すると太平山の中腹にあった星住山円通寺を川連へ移した。(中略)城の南側には城下繁栄策により村が形成されたが、江戸時代になると例幣使街道が通過し、富田宿と栃木宿をつなぐ中継点となった。川連城跡は昭和56年の県道宇都宮―藤岡線バイパス道路工事や土地改良などによって、現在その遺構の大半は消滅した。 大平町教育委員会