新田町指定重要文化財 辻地蔵 指定平成十二年四月六日 所在地 新田町中江田888−1 本地蔵尊は、高さ120cm、幅30cmで、台座には銘文があります。 本地蔵尊のある場所は、かつて例幣使道から分かれて利根川中瀬の渡しに通じる道がありましたが、斜めの道であったために、明治時代後期に施行された耕地整理の際、消滅してしまいました。地蔵尊は、中江田本郷地区に住んでいた椎名長兵衛が観音札所の西国三十三ヵ所、坂東三十三ヵ所、秩父三十四ヵ所、合計百ヵ所の観音寺を無事に参詣したのを記念して、親族の繁栄を祈願し建立したものです。 中山道は西国札所への道順で、例幣使道柴宿は坂東札所水沢・白岩観音への道順で、中瀬道は秩父札所への道順です。 銘 文 正徳五年 (1715) 乙末9月吉日 平成13年3月 新田町教育委員会 |