境宿東町桝形道標 境東 伊勢崎市 群馬県
この石造物は、堺町の人3名が、西国、市国、秩父、坂東の観音霊場巡拝の供養塔と道しるべをかねて、天明7年(1787)に建てたものです。東面「此方世良田 たてはやし道」、西面「右 江戸なかせ 左 日光きさき道」、北面「右 こくりゃう いせさき」と刻まれていることから、この場所が、日光例幣使道と世良田道(館林方面)、江戸道(深谷方面)が交差するところでした。当時、例幣使道が中毛、東毛地域をつなぐ幹線道路であり、堺町から四方に広がる交通網の様子がわかります。平成12年8月 設置 境町教育委員会