右赤城旧道 下蓮町 伊勢崎市 群馬県
毎年旧暦の四月一日に京都を出発した例幣使の一行は、中仙道によって倉賀野宿に至り、この宿の分か去れの辻から日光例幣使道に入りました。この道では、行列は日光に向かって東に進むので、常に赤城山は左手に見えました。柴宿から馬見塚の村外れにくると、道は西に向きが変わります。すると、行列の右手に赤城山を望むようになりました。 ここが日光例幣使道でただ一か所、右に赤城山が見える所で、例幣使や上方にも知れ渡った「右赤城」なのです。 この道の先には道標があり、「東日光道 右五りやう  左 ほん志やう」と刻まれています。 平成17年3月 例幣使道まちづくり会議