弘前藩蟹田台場跡 小国東小国山 蟹田 外ヶ浜町 東津軽郡 青森県
台場とは江戸時代末期、海防のために砲台を備え付けた場所のことで、寛政9年(1796年)外国船が三厩沖に現れたのを手始めに、北方海域に頻繁に出没してきたことに対し、藩は海岸の防備を重視、文化8年(1811年)この地に台場を設けた。
 その陣容は
  一、五十目玉筒砲 一挺  一、百目玉火石石火矢筒 一挺
  一、百目玉砲置筒 一挺  一、木筒            一挺 
  一、三百目玉筒   一挺  となっている。
 この後、天保14年(1843年)6月、蟹田町奉行所に大筒約三名、同心二名を増員し沿岸の防備をかためた。