昔は安潟と呼ばれ、これに荒川・入内川が流れ込み、周囲5〜6里(20〜24km)あり、浪館・金浜・浜館等の集落に達する湖沼であった。また、この潟に入る船はいかなる時化でも転覆を免れた為、善知鳥神社と共に漁師の崇敬の対象となっていた。しかし横内城主堤氏が外敵を防ぐため、荒川の流れを変え、堤川に流したことにより、次第に安潟は干上がり、干拓されていった。その名残りが現在のうとう沼である。
うとう沼 善知鳥神社 安方2丁目 青森市 青森県