中野三叉路・追分石 家ノ前 七戸町 上北郡 青森県
庚申碑
 奥州街道は、中野で天間舘、石文、夫雑原、長者久保を通過して野辺地へ入る本道と坪、柳平、尾山頭を経て野辺地へ入る近道とに分かれる。この分岐点にある庚申碑は、寛政9年(1797)に設けられたものである。この碑の表には、
「右ハ野辺地本道」「左ハ同近道」と記され、裏には「寛政九年巳三月日七戸町講中敬白」とある。 また、中心部に「庚申碑」と刻まれていることから信仰心と結びついて建立されたことが分かる。平成16年12月30日  天間林村教育委員会