池ノ平(いけのたい)一里塚 池ノ平 大沢田 十和田市 青森県
前略 
池ノ平の一里塚は、東側の塚が直径11.5m、高さ3.6m、西側の塚が直径13.2m、高さ3.4mあり、一部が破壊をうけているものの、一里塚本来の姿が良く保存されていることから、昭和36年に、県の史跡に指定された。築造年代については諸説あるが、工藤正六家文書に「承応元年七月二十六日より八月十日、七戸川去・豊間内間一里塚築造、奉行工藤重助祐通」(七戸町史2所収)とあり、承応元年(1652)とする考え方が示されている。 十和田市内の旧奥州街道沿いには、当一里塚のほかに真登地、一本木(相坂)、伝法寺にも一里塚が現存しており、往時の奥州街道の様子を偲ぶことができる。平成15年5五月  十和田市教育委員会