江渡(えと)家住宅 荒町 五戸町 三戸郡 青森県
国指定重要文化財 建造物 江渡(えと)家住宅
 江渡家住宅は天明年間(1781〜88)に飢餓救済事業として建築。桁行12間半、梁間6間、85坪、寄棟造茅葺で四方せがい造りとして、北正面に玄関を付属させている。 平面は西端3間分を土間とし、それに続いて「じよい」「仏間」「だいどころ」「いま」の住居用の各室を喰違い4間取りに配し、その上手には接客用の座敷を整形4間取りに並べている。「だいどころ」のほかは各室とも竿縁天井を張り、畳を敷く。「じよい」廻りには2間と2間半通しの成の高い指物を用い、「ざしき」境には指物に長押を打つなど新しい手法がみられる。