官庁街通り 西十三番町 十和田市 青森県
十和田市を中心に東西40km、南北32kmにまたがる平原の地を、昔は三本木平、後に三本木原、現在は三本木原台地と呼んでいます。 この地方は十和田火山の噴火によってできた火山灰土壌のため井戸を掘っても水も出ず、樹木もなく広漠とした原野でした。「寒い寒い三本木平コ寒い、二度と行くでない三本木平サ」と盆唄にさえ歌われ、旅人から魔の野原と恐れられていました。この原野に根元からΞ本に分かれた大きな「しろたも」の木があり(現大清水神社)遠方から良く見えたので道行く人はこの木を三本木と言い、いつの間にかこの一帯を「三本木」と呼ぶようになったといわれています。1665(寛文5)年の古い絵図には、すでにその地名が記載されています。