黄金橋擬宝珠の由緒
第12代南部政行公が京都在留中の春先、市中に鹿の啼き声がしきりに聞こえたことがあった 鹿の春先の啼き声は不吉とのことで時の帝は大層御心を痛めておられた 政行公はこれを承り 
  
春霞秋立つ霧にまかわねは思い忘れて鹿や啼くらん
と詠進申し上げた和歌が計らずも天皇の御意に叶い恩賞として従四位下に叙し松風硯を賜わり朱塗りの弓百張を行列に加えることをお許し戴いた。 また、加茂川の橋を模し城下に架けることをとくにお許しになった。 政行公は、早速擬宝珠で飾った都風の橋を架けたのが黄金橋の起源と伝えられている。尚、町立歴史民俗資料館には、県文化財指定の下の古い擬宝珠が保存されている。
黄金橋 二日町 三戸町 三戸郡 青森県