奥州街道 蓑ケ坂
蓑ケ坂は奥州街道中の難所の一つでした。明治9年(1876)及び明治14年(1881)の明治天皇行幸の際、天皇御一行はこの蓑ケ坂を登り、三戸に向かいました。 蓑ケ坂にさしかかると天皇は馬車から降り馬に乗り換え、大勢の村人たちが天皇の乗ってきた車を押し上げたと伝えられています。 昔、蓑ケ坂の峠にさしかかると、風雨が起こり、そこにはうまい具合に蓑と笠が置かれていたものだそうです。しかしこの蓑と笠は実は大ムカデが化けたもので、これを身につけると沼に引き込まれてしまうと云われていました。 平成9年3月 二戸市

蓑ヶ坂入口 旧奥州街道 釜沢道ノ上  二戸市 岩手県