一戸町指定天然記念物
カツラは、日本各地に自生する落葉喬木で、中生代白亜紀(釣一億年前)の地層から出土する化石植物でもあります。 カツラには雄株と雌株がありますが、この千本桂は雄株で、数mの高さの幹を含め22本からなっている株立ちです。根元周囲が釣18m、樹高釣20m、枝張り南北に約30mの大木で、樹齢は700年程と推定されます。 材は、腐朽しにくいことから仏像などの用材となっています。 現在の景観からは想像しがたいのですが、昔は奥にある小枝八幡宮の参道の一部になっていて、根元に井戸水が湧出していたとつたえられています。現在も根元からの湧水が見られ、その名残りをとどめています。 平成5年1月30日  一戸町教育委員会

 千本桂 一戸小井田 一戸町 二戸郡 岩手県