正保3年(1646)南部28代の城主重直公が、お城の時太鼓を鐘に改めた時、盛岡時鐘としてつくったのであるが、小さいので花巻城に移したものである。明治維新までは、二ノ丸の俗称四角山(現花巻小学校敷地内)に在ったが、現在は追手御門の向かいに当たる位置に移し、午後6時に打鐘して市民に時を知らせている。なお、この時鐘は、高さ95cm、口径78cmで当時の冶工鈴木忠兵衛及び忠左ェ門によってつくられており、本市の指定文化財として保存されている。  花巻市

 花巻城時の鐘 城内1 花巻市 岩手県