乙女川と旧国道が交差する橋を挾む約300mの通りが柳町です。寛永4年(1629)留守宗利が、水沢の城主になる以前方からの町らしく、水沢で最も古い町ではないかと思われます。 藩制時代に遊郭があったため、柳町の名前が生まれたともいわれています。 町の南端には、城下と北上川西岸の蔵場とを結ぶ道があり、お蔵場道といわれていました。その近くにある法泉寺には、江戸振り袖火事にまつわる八百屋お七の伝説があり、お七の恋人三吉の墓やお七を供養したとされるお白粉地蔵が今もあります。また、享保年間に江戸の火消しに習い、水沢の消防組織を創設したとされる佐々木佐五平のゆかりの地も町角にあります。 水沢市

乙女川・お忍び通り 柳町 水沢区 奥州市 岩手県