水沢城の正面に位置し、かっての奥州街道の通りが大町です。町西裏の大町川と乙女川の間には土塁と堀が設けられていました。城下の正面に当たる大町から城への出入りは厳重に管理され、大手枡形と南枡形がありました。 また、キリシタン禁制や種々の通達を掲げる「高札場」も置かれていました。 大町の町屋には、横町や立町とともに問屋場があり、水沢を代表する多くの商人が軒を達ねていました。 なお、明治9年(1876)と同14年(1881)に明治天皇が東北地方に巡幸された際、水沢の宿泊先となった行在所跡が町の中ほどにあります。  水沢市

明治天皇行在所
明治天皇は、二度東北巡幸をされている。水沢へは明治9年(1876)7月4日、同14年(188198月17日、いずれも行在所は大町の豪商戸坂万六宅(現在地)であった。行在所は行宮(あんぐう)ともいわれ、天皇の旅行のときの仮の御所のことである。

旧水沢宿町並 大町 水沢区 奥州市 岩手県