時の太鼓・やぐら跡 一関に過ぎたるものが二つあり 時の太鼓に建部清庵 日本に西欧文明を花開かせた大槻玄沢らを育て、杉田玄白と親交のあった一関藩蘭学医・建部清庵(1712−1782)の偉大さと並び称されたのが、領下に時刻を告げるために打たれた時の太鼓です。藩主・田村建顕公は幕府から特に許され、貞享3年(1686)7月から城内裏門の一角であるこの地に太鼓櫓を作り、妙着と共に時を告げたと言われ、他藩は「時の鐘」しか認められなかったので道往く大名たちは大変驚き藩民は大いに誇りにしたものです。実物は市内台町・長昌寺に保存されていますが、やぐらの大きさなどは、史料や口伝えから総合して下図のようであったと考えられます。 以下略 一関市 |
やぐらの広場 城内 一関市 岩手県