高清水町は古くから良質な清水がある所として知られており、天正年間に高地に清水が湧き出る土地であることから当時の城主大崎氏が「高泉」と記して「たかしみず」と名づけたと伝えられています。(中略)「高清水七清水」の一つ「桂葉清水」は保延元年(1135)に発見された(奥州善光寺縁起による)と伝えられ、その昔「つたかづら」の草の間に湧き出る風情から桂葉(高清水ではかつらっぱ)清水と呼ばれ町の泉を代表するものです。この清水はどんな干ばつの年にも涸れたことがないといわれ、水質水量ともに優れ、明治9年同14年には明治天皇に、更に明治44年には東宮殿下に御前水として供され、今も高清水の歴史とともに沸き続ける桂葉清水は人々の心の拠りどころととなっています。昭和60年7月環境庁から清澄な水と保全の良さで「名水百選」に選定され、町内外の人々のお茶用に銘酒醸造用に広く利用されています。   平成元年1月  高清水町

 桂葉清水 新桂葉 高清水 栗原市 宮城県