釜神とは 宮城県北部、岩手県南部の民家の台所や釜場の上にかけてある、いかめしい面相の木彫りの面のこと。江戸時代中期には、仙台藩北部で広く信仰されていた事が確認されている。起源も含め、旧大崎氏、葛西氏領に集中しているのかは定かではない。時代を経るにつれて、火を守るだけでなく魔除けや、盗難除けなど多くの役割をもつ神様となり、大黒様と同様に台所の神、福の神として親しまれ家全体を守ってくれる神様となった。「醸室」創業以前に、橋平酒造店の釜場にも代々祭られていた。この大釜神の正面の社には、橋平酒造店の名神様が祭られていたが、平成二十年に釜神様が合祀され以来、釜神神社と呼ばれている。

釜神様 かむろ 七日町 古川 大崎市 宮城県