この聖蹟碑は、三本木町と古川市とのほぼ中間点(古川市米袋地内、多田川橋より北へ約300m)国道4号線の東側沿いに、昭和3年11月10日、新澤順吉氏が建立したもので、昭和一桁以前に生まれた多くの人が古川〜三本木の往来の途次、同聖蹟碑や道路を隔てた「あずまや」で休息された経験をおもちであらう。(中略)ここ「御殿森」の地は、もともと新澤順吉氏の所有であり、その地名が示す通り、藩政時代に仙台以北の南部藩や松前藩等の大名諸侯が参勤交代で江戸へ赴く途中同所で大崎地方を眺望され、休息されたと云われている。更に明治14年8月14日、明治天皇二度目の東北・北海道御巡幸で当地をお通りの際、愛馬「白玉号」に召された陛下が頂上に登られ、その眺望を「絶景ナリ」と賞讃されたと云われている。以下略 平成10年10月20日  三本木町郷土研究会

明治天皇鑾輿(らんよ)航渡聖蹟碑 山畑 蟻ヶ袋 三本木 大崎市 宮城県