輪王寺 北山1丁目 青葉区 仙台市 宮城県

輪王寺は嘉吉元年(1441年)伊達氏11世持宗が、祖母である9世改宗夫人の菩提寺として福島県伊達市梁川に創建したもので、伊達政宗公の仙台開府にあたりこの地に移った。 境内には、幼くして亡くなった政宗の八男・竹松丸と政宗の夫人愛姫の母の墓がある。自然豊かな中に三重塔、茶室を配する回遊式庭園が、静かなたたずまいを見せている。 北山五山は仙台市の北山一帯に点在する禅宗の寺の総称で、東昌寺、覚範寺、光明寺、資福寺、満勝寺のそれぞれが伊達家ゆかりの苔提寺になっており、京都五山にならってこの名が付けられた。 満勝寺が移転したため、現在では輪王寺を含めて北山五山と呼ぶ場合がある。