衣笠の松 増田公民館前 増田4丁目 名取市
仙台藩政から明治にかけて名取郡の北方検断をつとめた菊池善蔵氏邸内(現市民会館敷地)の庭に繁茂していた古木の中に樹齢数百年と思われる大傘の松があった。その後明治9年6月、明治天皇東北御巡幸の折、同屋敷の大傘の松の近くに行在所をあつらえ天皇御一行御休息の際随行者木戸孝允が詠んだ和歌「大君の立寄りましし蔭なれば衣笠の松とこそいうなかりけれ」によって”衣笠の松”と命名された。以下略  昭和60年8月1日   名取市教育委員会