名勝渡辺庭園(岩沼市指定文化財)
渡辺家は、藩政時代の玉崎問屋であり、藩政期に米沢藩・仙台藩の御城米やその他荷物の運送の中継所であった。 また、仙台藩主、姫君、代官の宿所(玉崎荘)として使用されていた。文化財に指定された庭園は、文久2年8月、肝入渡邊吉兵衛(12代)が伊達家に願い出て、仙台藩御抱御庭師、茶人清水道貫と愛弟子星野益三郎の両人が、玉崎荘の周囲に近江八景を象って築庭した広さ約120坪の庭園である。庭園内にある四基の石灯篭は伊達家にあったものを拝領したものである。
旧玉崎問屋(渡辺家) 玉崎 岩沼市