開成山公園 郡山市

かって奥州路の小宿駅に過ぎなかった郡山は、明治の初期、この地の富商らが結成した開成社と、士族授産を目的とした明治政府直轄の大規模開拓により、太古以来の安積原野がことごとく開拓された。さらに、明治15年、有史以来はじめて猪苗代湖水をこの原野に東注した安積疎水の完成は、今日の郡山市発展の原動力となった。われらは、この地に開拓精神発揚のシンボルとして「開拓者の群像」を設置し、先人に感謝しその偉業をたたえ、これを後世に伝えるものである。