西方寺の笠松 日和田町 郡山市
西方寺の傘マツは、樹齢約250年と判断され、樹高は4mあります。地上から2mの高さで水平に二本の枝が伸び、笠松状に生育しています。胸高直径は60cm、幹周りが188cm、枝張りが東西南北とも11mあり、非常に立派な体裁を放っています。天明6年(1786)に建立した旨の記録がある書家橘定立の顕彰碑に枝が寄り掛かり「ひじかけ」の松として、独特の趣を醸し出しています。これほどの樹勢があり、管理が行き届いておりかつ、形を整えているものは、大変珍しく、市内で天然記念物に指定されている松は、この一本だけです。   郡山市教育委員会