小峰城記
小峰城は白河城とも呼ばれ南北朝時代の興国元年(1340)頃結城親朝によって築かれたのがはじまりである。現在にその姿をとどめる近世城郭は寛永4年(1627)白河藩主となった丹羽長重が数ヵ年をかけて小峰ヶ丘に二の丸、三の丸を配置した梯郭式平山城として大改修したものである。小峰城は奥州の関門として七家21代にわたりその役割をはたしてきたが慶応4年(1868)戊辰戦争により落城してその大半を焼失した。    平成10年10月10日  白河市教育委員会
小峰城 白河市 福島