葛籠石(つづらいし)・八幡太郎義家愛馬蹄跡(伝説の地) 管理者 樋沢葛籠会 ここ葛籠石・八幡太郎義家愛馬蹄跡の巨石にまつわる言い伝えは、樋沢村に古くから残っている。後三年の役(1083〜1087)で陸奥平定に向かう八幡太郎義家(源義家)が樋沢村にさしかかったとき、ふと小高い丘にお宮があるのを見て軍勢を止めた。よく見ると、それは源氏の氏神である八幡神社であった。義家は戦勝祈願にと、馬で一気に丘を駆け上がった。あまりの勢いに、境内にあった巨石の上に馬の前脚が乗ってしまい、蹄の跡がくっきりと、刻みつけられたという。 また、この時すぐ脇にあるもう一つの巨石が葛籠(つづらふじ」で編んだ着物を入れる箱型のかご)に似ていることから、義家が葛籠石と名付けたと伝えられている。 以後、巨石信仰の場、伝説の地として今日まで大切に守られてきた樋沢村の文化財である。 平成6年3月吉日 黒磯市教育委員会 |
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八幡太郎義家愛馬蹄跡の石 | 葛籠石 |