旧神山家住宅主屋 小平ふるさと村 天神町2−57 小平市 東京都
この建物は、もと回田町129番地の神山家の住まいで、その屋敷地にあったものです。昭和54年小平市に寄贈され、解体保存されていましたが、平成3年3月ふるさと村に移築復元されたものです。言伝えでは「この主屋は小金井から移築された」といわわており、解体調査からもこのことが裏付けられています。 間取り型式は、江戸時代中期の後半(18世紀後半)から後期にかけて見られる喰違い四ツ間型と呼ぶものです。小金井に建てられた当初は、3間取り広間型と呼ばれる江戸中期まで遡る形式であったと考えられます。 小平の新田開拓農家として、江戸時代中期から後期にかけての住まいの特長をよくとどめる貴重な文化遺産であるといえます。