高水山一の鳥居石跡 成木7丁目 青梅市 東京都
高水山不動尊は江戸時代元禄享保の頃参拝者多く隆盛す。 それは旧二俣尾村名主谷合七兵衛の記録にも明らかである。この一の鳥居石は現登山口の東方1キロの鈴ノ沢(川向う山中)に建立された。それは成木川南側の山腹を東西に通ずる古道と高土戸からの古道との接点なり。下成木安楽寺住僧が護摩修法に登山の折初めて山頂不動尊の法燈を望見できた場所という。建立後土砂崩壊の為左の台石を残し川中に没した。以来幾春秋茲にその一部を収納して移築し、永く保存し後世に遺すもの也。