海岸寺山門 御幸町 小平市 東京都
この寺は、享保年間にこの地一帯に移住した農民の、寺院建立の熱心な要望によってできたものである。 この地はもともと江戸南泉寺の抱地で、宝林庵という小庵があった。(中略) 現在の本堂は、昭和33年(1958)に建替えられたもので木造瓦葺である。 また山門は170〜180年前の建立で。渡り大工の作といわれている。鎌倉様式が取り入れられ、面積は8.3平方メートル、四脚門で天井には竜の絵がほりこまれていて、近隣の市町村でも珍しい貴重な建築物である。 昭和60年3月 小平市教育委員会 小平郷土研究会