玉川上水は、約330年前(承応2〜3年)江戸の飲料水供給のために作られた上水路です。 この上水は、江戸市中への飲料水の供給という本来の目的を果たす以外に、武蔵野台地の各地に分水され、飲料水・かんがい用水・水車の動力として武蔵野の開発に大きな役割を果たしました。 近年まで、この上水路はそのまま淀橋浄水場への導水路として使われていましたが、新宿副都心計画による淀橋浄水場の廃止に伴い、昭和40年以後小平監視所より下流については、水がとだえていました。 しかし、このたび東京都の清流復活事業により、・野火止用水に続き玉川上水にも清流がよみがえりました。 1986年8月 小金井市 |