千川上水 西東京市新町1丁目/武蔵野市関前4丁目 東京都
清流の復活
干川上水は、元禄9年(1696年)に将軍の立寄先である小石川御殿、湯島聖堂、東叡山、浅草寺御殿などに給水することを主な目的として作られました。また、この上水は、江戸市中の飲料水や干川上水沿いの農地のかんがい用水としても大きな役割を果たしておりました。 しかし、昭和46年、最後まで上水を使っていた大蔵省印刷局王子工揚が取水をやめ、一担その使命を終えました。 そして、東京都の清流復活事業により、野火止用水、玉川上水に続き、平成元年には干川上水にも清流がよみがえりました。1989年3月