吉野岳地蔵堂 石畑 瑞穂町 西多摩郡 東京都
地蔵堂は江戸時代(文久3年、1863)の建造、棟札によると、当時石畑村の名主であった吉岡助右衛門が、子女の病気平癒を祈願し、大方の寄進をなし、この堂を再建したという。殿ヶ谷福正寺観音堂と同形式の仏寺建築で、同じ棟梁門下の作といわれている。堂内には石像地蔵尊(享保4年)は安置され、鏡天井には、吉川緑峰の筆になる竜の絵がえがかれている。  昭和57年3月27日 瑞穂町教育委員会