竹内家の大ケヤキ 小川町1丁目 小平市 東京都
小平市は、昭和43年10月1日の市制施行記念日に、市の木に「けやき」、花に「つつじ」を決定する。現在小平市の保存樹木1900本中最も多いのがケヤキで総数の70%を占めている。 これらのケヤキの中で、この竹内家の大ケヤキは市内最大の巨木で木の高さ35メートル以上、目通りの幹の周囲6.5メートル、枝張りの面積4百平方メートルである。近郷には、幹の周囲がこの木以上のものもあるが、素性よく真直にこの高さに伸びているケヤキは他にみられないといわれる。 この大ケヤキは、竹内家がこの地に移り住んだ寛文年関(1661〜1671)に春の赤風と秋の台風に備えて植樹された数多い木の中に生存している1本で樹齢3百年以上といわれる。この大ケヤキは、現在竹内家の大ケヤキと呼ばれ市民に親しまれている。 昭和62年7月  小平市教育委員会