稲荷神社 関町南1丁目 練馬区  東京都
青梅街道と稲荷神社
 青梅街道は、新宿から青梅を経て、甲府の東で甲州街道と合する道です。慶長11年(1606)江戸城の大改修にあたって、青梅付近より産する石灰を江戸府内に搬入するために聞かれたと伝えられています。石灰搬送などの産業道路としてばかりでなく、御嶽山への参詣や、甲州裏街道として、旅人が行き交う街道でもありました。この付近は江戸時代中頃に開発され、竹下新田と呼ばれていました。稲荷神社もその頃の創建と考えられ、「新編武蔵風土記稿」には村民持と記されています。大正2年(1913)以降は旧竹下新田の鎮守となりました。 平成7年12月   練馬区教育委員会