小間子馬(おまごうま)神社 四木 八街市 千葉県
明治26年4月3日の建立。「八街太郎防大津東町分霊小間子馬神社」が正しい名称で、滋賀県大津馬神神社の分霊である。祭神は素戔嗚命、少彦名神、祓戸四柱神で、境内には子安神社も併祀されている。 当地、太郎坊の名は、太郎防から転じたもののようで、馬神社の守札にも防の宇が当てられている。このあたりは天正10年(1582)、小間子吉田の原の戦(土気の酒井氏と椎崎城主の椎崎氏の戦)のあった所で、附近には凌台(しのぎだい)とか死人谷(しびとさく)等戦いにゆかりのありそうな地名も残っている。 昭和62年10月社務所改築。境内には附近住民の寄進による数個の力石がある。 昭和63年3月(平成22年10月修正)   八街市教育委員会   八街市文化財審議会
小間子とは駒郷公馬郷の意味である小間子原はもと野生の馬が棲息していたが小田原北条時代千葉氏の手によって馬牧として整備され徳川時代には佐倉七牧の一牧場として更に明治維新によって鍋島家の所有となり今日のように開拓された。  以下略   氏子